アルバム『IVY〜アイビー〜』全曲レビュー

IVY~アイビー~

IVY~アイビー~

本日はモモーイのニューアルバム『IVY〜アイビー〜』の発売日!ということで、さっそく家元もフライングで最速?ゲット。

いつもの家元Blogなら「アキバ各店舗特典状況!」とかやってる所ですが、あいにく仕事が押してフラゲするだけで精一杯だったもので(;^ω^)今回はちょっと後回し。その代わりといってはアレですが、家元なりのアルバムレビューをやってみたいと思います。例によって、自分の感想を大事にしたい方は回れ右。以下の感想はあくまでも僕個人の主観ですので、あらかじめご了承の上お読み下さい。

1.IVY 〜アイビー〜


アルバム表題曲となったこの曲、それにふさわしい壮大な曲になりました。『21世紀』から続く、モモーイの現世代・次世代応援ソングですね。サビで一気に雲海を突き抜けるような、開放感と疾走感が堪らない。油断するとこの1曲目だけをリピートしてしまいそう。歌詞中に「はやぶさ」を連想させるフレーズが入っている点は、「自称・モモイスト随一のはやぶさフリーク」な僕的には非常に嬉しいポイント。


2.Kiss! Kiss! Kiss!


ライブでのコール&レスポンスを想像して、早くもニヤニヤしてしまいます(キモ) そういえば「接近戦に持ち込めば、こっちのもの!」っていう女性、結構居る気がしますw グミキャンディとか何ともなまめかしく、いくらでもあっち方面に取れる(笑)フレーズを持ってくるのは、何ともモモーイらしい。


3.勝利の女ネ申☆(ニコニコ動画サッカー特番イメージソング)


アニサマへ向けてのコール作成に携わり、それこそ擦り切れるほどリピート再生したこともあって、何とも思い出深い曲になりました。純粋にサッカー応援歌として聴くと「・・・?」な点も多い曲ですがw 2番のBメロ「キミが海だったら空になるよ」の後のフレーズ「その逆でもいい」は、普通はなかなか出てこないんじゃない?作詞家:桃井はるこに、またも感心したフレーズでした。


4.SWEET☆CANDY(PCゲーム『 Candy Doll』主題歌)


早くもライブの定番曲になりそうな勢いのこの曲。これは以前もどこかで書いたと思いますが、モモーイが作る美少女ゲームソング主題歌には共通項があるのですよ。曲の1番はエロイことを連想させるフレーズを散りばめつつ、2番では一転してマジメに男女の恋愛をポジティブに描写する…。この曲もそんな、モモーイ節の王道を往く流れに仕上がってます。


5.☆自演乙☆ソング2 〜世界編〜(長島☆自演乙☆雄一郎テーマソング)


前のオープニング曲の方が良かったなぁ〜 (←お約束)


6.The wall 〜越えられない壁〜


このアルバム随一の問題作(笑)。「へん、しつ。」に続く失恋ソングですが、歌い方の投げやりっぽさと、軋むようなアレンジが、諦観と悲しみを如実に表していて、変化球な分だけ心にグサグサ来ます。ヲタってこういう恋愛しがちなんですよね。この曲の失恋した主人公には、浅香唯の「コンプレックスBANZAI!!」を贈りたい。


7.永遠のオルスバン


これまたスゴイ曲が出来たもんだ。絶対にモモーイしか書けない曲です(褒め言葉)。まず曲調がとにかく昭和!昭和!1970年代のアイドル歌謡の匂いがプンプンします。そうね、倉田まり子が歌ってそうな感じ?(超適当w)そして乗っける歌詞はまさかの引きこもりテーマ。このアンマッチっぷりには思わず身震いした。きっと荒井由美の「翳りゆく部屋」の後日談に違いない?


8.Break down, Break dance!


「Feel so Easy!」「ハイ・エナジー」系統の、モモーイ流・直球ダンスナンバー。これはもう、家元の大好物ですよ。デスコでフィーバー!そういやモモイストパラパラ部を作ろう!と意気込んで、いつの間にか立ち消えになってしまってました。期待させた皆さんスミマセン(;^ω^)


9.E.S.P. 〜Thanks to Mamichan〜 (エスパー魔美トリビュートソング)


音源的には所有しているので初聴きではないですが、アルバム収録ということで感無量。ライブでも歌ってくれることを超期待。


10.music as muse(PCゲーム『KISS×600 管理人さんのポニーテール』オープニング)


トリの曲はこちら。未来へ向かって、力強くポジティブに向かっていくという点では「へん、しつ。」よりも未来へ開けていく感じがします。曲調はそんなに明るくは無いですが、歌詞の力強さのおかげで「地に足を付けて頑張る」という感じが出ていて、聴いた後にスッキリできる点が高ポイント。


前回のアルバム「へんじがない、ただのしつれんのようだ。」のコンセプトアルバム然とした内容に比べ、今回は全体の統一感はあまり無い感じ。ただその分、個別の曲達が強烈な個性を放っているのでw ちっとも飽きさせない。どの曲も聴き所満載ですよ。収録曲数的な物足りなさは感じますが(;^ω^)個人的には大満足の一枚。僕もまだまだヘビロテして楽しみたいと思います。