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小桃音まい5thシングル「ラグランジェ☆ポイント」発売記念イベント@東京ドームシティラクーアガーデンステージ レポ

年間300本のライブをこなす「ライブアイドル」小桃音まいの5thシングル発売記念イベントに、モモーイがゲスト出演するということで、昼下がりの後楽園まで足を運んで参りました。このイベント、タイトル通り小桃音まいが主役のイベントで、モモーイは「応援ゲスト」という形での登場。全体を通しての印象を先に述べさせて貰うと、モモーイという「メジャーアーティスト」をゲストに呼びながら、徹頭徹尾「ライブアイドルイベントの流儀」を押し通した、小桃音まいサイドの「したたかさ」に思わず舌を巻いてしまいました。詳細は後述。

【13:15】JR水道橋駅を下り、東京ドームシティへ。途中の「黄色いビル」にある飲食店にモモイストが集結しているという情報があったので、足を運んでみたものの、時間が遅かったため合流はできず。

折角なのでビールと軽食を頂くことにする。しかしこの店、ビールは美味だが料理の提供が遅い。ソーセージの盛り合わせを頼んだのだが一向に出てこない。約30分待って、痺れを切らして立ち去ろうかと思ったところで、ようやく料理到着。ろくに味わうことなく胃袋にソーセージを流し込み、慌ただしく退店。腹が重たい。こんなことならバーガーショップの方にすれば良かった。ファーストフード万歳。

【13:55】会場のラクーアガーデンステージに到着。それにしてもこの開放感、そして晒され感はどうしたことだろう。屋外ステージと言うことで覚悟はしていたが、これほど衆目に晒される場所だったとは(;^ω^)

会場付近の360°パノラマフォト。飲食店テナントの前という絶好のロケーション(苦笑)
もちろんギリギリに到着した手前、後方での鑑賞は覚悟の上。まあ、まいにゃ推しのファンを押しのけてまで、前で見る気は無かったし、そもそも端からガチ打ちする気満々でしたので。

【14:00】イベント開始。先ずは小桃音まい登場。MCもそこそこに、一気に3曲を披露。「なのです☆」は、まいにゃが「民族大移動系アイドル」と呼ばれる所以でもある曲で、ステージ上のまいにゃの行進方向に合わせ、客席のファンも練り歩くというパフォーマンスが見所。これを椅子席を構わず行うのだから、一般客の方々はさぞ面食らったことでしょう。

3曲終わったところで、まいにゃの呼び込みでモモーイが登場。「今はアイドル戦国時代とか言われてますけど、わたしはアイドル冬の時代を知ってるぞ!」など、短いながらも「らしい」MCで客席を沸かせた後、「夜明けのサンバ」新曲「がんばれ…それは、I Love You」を披露。「がんばれ…」は国内ライブでは初披露ということで、会場のコール的には色々と模索段階。「さいごのろっく」的なものにするか、裏跳びにするか…。コールが定まらないと、惰性で打つノリになってしまうので、ここは頑張り所かな。

そして今度はモモーイが呼び込む形で、ステージにまいにゃ登場。二人がセッションする形でモモーイ提供の2曲「コズミック☆UNIVERSE」「ラグランジュ☆ポイント」を披露して、ライブパートは終了。


さて、イベント的にはここからが本番。石丸ソフトなどのライブアイドルイベントに参加経験のある方は分かると思いますが、ライブアイドルのイベントのメインは「物販」。いわゆる声優系のイベントで多くある、
・商品購入→ごほうびライブ
というものとは異なり、
・ライブ無料観覧→特典有料
が基本。演者とのコミュニケーションに商品購入が必要な点は共通ですが、後者は運営サイドが商品の複数購入を奨励している(と取られても仕方ない)点がポイント。○枚購入で2ショットチェキ、などの特典が盛りだくさん。とにかくCDを買って下さい!複数買いでも何でも良いんで!というスタンスですね。
これをどう感じるかは人それぞれだと思いますが、少なくとも現状「地下ならどんなアイドルでもやっている」ことではあり、まいにゃだけが特別ではありません。
そして今回は購入者抽選で、モモーイ&まいにゃとの3ショットチェキが撮れる、というのが目玉。必死系のモモイストがこれを目当てに、まいにゃのCDを何枚も購入する姿を散見。家元的にはあまりチェキには興味が無かったのですが、モモーイと握手&お話できるという魅力に惹かれて、まいにゃのCD2枚お買い上げ。はいはい必死系乙。

結局チェキ権は逃しましたが、モモーイとは握手&お話出来たので満足。…いや、微妙に後悔、かな?昔からどうも僕は握手会が苦手で。それはいまだに慣れることが出来ません。海外イベントとかだとモモーイと普通に喋れるのに、いざ握手会で面と向かうと「あうあう…」としてしまうのは何故だろう。
これは、もしかして、恋・・・?(ウザ

さて、ここで当然沸く疑問として「なんでモモーイと握手する為に、まいにゃのCD買わなきゃいけないの?」「どうせならモモーイのCDを買って、モモーイと握手したい」と感じる方も居るでしょう(実際いくつか聴かれました)。実はこれも、ライブアイドルイベントでは当然の慣わし。

「応援ゲストは自分のCDを売らない」のです。


え?モモーイはいつも物販しない、って?それはそれ!これはこれ!


動員力に不安を抱えるライブアイドルは、自分の主催イベントに「応援ゲスト」を呼ぶ慣例があります。その応援ゲストの固定ファンを動員して、観客の上積みを図る為です。
そして折角の販促イベントですから、動員した観客には、出来れば主催アイドルのCDを買って貰いたい。そこで、応援ゲストにも協力して貰い「ゲストと握手したかったら、主催アイドルのCDを買ってね」とやる。
例えばアフィリア・サーガのCD発売イベントに、小桃音まいが「応援ゲスト」で参加したとします。この場合、主催はアフィリアですから、まいにゃはCDを売ることが出来ません。まいにゃ推しのファン達は、アフィリアのCDを購入して、まいにゃとの握手に臨む訳ですね。

そのイベント単体では、一見してまいにゃ側に旨味が無いように感じられるかも知れません。しかし世の中上手く出来てます。ここで出てくるのが、ライブアイドル同士の「互助関係」。
早い話がバーターです。
今度はまいにゃの主催イベントに、アフィリアが応援ゲストで登場し、「アフィリアのメンバーと握手したかったら、まいにゃのCD買ってね!」という図式が展開されるのです。
事務所やレーベルの枠を越え、持ちつ持たれつ的な、不思議な互助関係が成立しているのを見ることが出来ます。
今回のイベントは所謂「地下=石丸系ライブイベント」のフォーマットでしたから、モモーイがCDを売らないのは当然。まいにゃのCDを買わないと握手もチェキも出来ないのも当然、だった訳です。


こうしたことを踏まえると、今回のイベントは「まいにゃサイド」にとっては非常に良いイベントだったと言えると思います。動員力のあるメジャーアーティストが、自身のファンを大挙動員してくれた。
モモーイは地下系特有の「互助関係」とは無縁のゲストなので、後々の面倒なバーター出演の心配をしなくて良い。
メジャーゲストを迎えるからと変に気構えせず、あくまで自分たちのビジネスモデルを貫いた、まいにゃ側運営の「したたかさ」には何とも感心。

翻ってモモーイサイド。恐らくは単純に、まいにゃを応援してあげたい、協力してあげたい!という善意100%でのゲスト出演だと思うのですが、ビジネス的側面で捉えると、今回の協力形態ではあまりにも旨味が無さ過ぎる。先方の流儀に倣うのは分かりますが、せめてもう少し、メジャー流のわがままも通しておくべきでは、と感じました。例えば物販に(握手会と連動しなくても良いので)旧譜を置かせて貰うとか、あと1曲多く歌わせて貰うとか…。個人的には今回のイベントのモモーイサイドには、「な〜んか勿体ない」という気持ちを抱いてしまいました。


まあ、なまじアイドルイベントに多く参戦してると、こうした穿った見方しか出来なくなるってことですよ。古参ってやーね。