オトナアニメ別冊『魔法少女マガジン』にインタビュー掲載
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2011/09/22
- メディア: 大型本
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そんなことどうでも良いから早く原作プレイして下さいよ赤帽。
※以上私信
何でも『オトナアニメ』本誌が「まどか☆マギカ」ブームに乗じて組んだ「魔法少女」特集が大反響だったそうで。この「魔法少女マガジン」はそのスピンオフ的な内容のムック本であります。
件の特集が「大反響」だったのは確かに間違いないと思いますが、「考察が甘い!」「なぜこの作品を取り上げない!」といったネガティブな声が大きかったような気もします。
今回のムックでは、その辺をどう増補してくるかに注目していたのですが。
巻頭を飾るのはやはり「まどか」。悠木碧さんや新房監督のインタビューなど読み応えがあるものの、考察としては若干浅めかな?という印象。
しかしその後に続く「おジャ魔女どれみシリーズ」「プリキュアシリーズ」「セーラームーン」「カードキャプターさくら」「ぴえろ魔法少女シリーズ」など、名作の数々の解説・考察はなかなかの充実っぷり。
それぞれのシリーズごとにキーマンのインタビューも掲載されていて、個々の作品のファンには堪らないものがあるかと。
こうして大局的に魔法少女の系譜を遡ってみると、「魔法少女」は初期の変身願望・成長願望ものから、チームワーク・バトルものへと変化していることが良く分かります。
モモーイのインタビューは、カラーページの作品紹介のすぐあと、82ページから。
自身の幼少期に抱いていた「魔法少女への思い」に始まり、各年代ごとの魔法少女の特徴や、そこに映し出される、当時の少女達の「願望」像などに付いて、モモーイが語ってくれています。
モモーイのインタビュー記事としては珍しく(?)この「魔法少女マガジン」のサブテキストとして、かなり実用的な内容になっており、巻頭からの作品解説/考察を熟読したあとでこのインタビューを読むことで、さらに「魔法少女」への理解は深まると思われます。
逆に、いきなりモモーイのインタビューから読み始める「信者読み」だと、このインタビューは物足りないかも。
内容がいつも以上に「識者モモーイモード」なので。
というわけで、思った以上にしっかりとした考察が詰まったムックで、個人的にはかなり高評価な本ですが、
巻末の魔法少女年表に「ふしぎなメルモ」が無いのを発見して、頭を抱えてしまう(;^ω^)
そっかー、あれは「魔法少女」の括りには入らないのか…。
エスパー魔美を「広義の魔法少女」として定義するのであれば、メルモだって同じじゃ無いかと思うんだけどなー。
まーいっか。定義なんて人それぞれだものね。
たかがマイミク、関係ないわ。