『IVYツアーファイナル&10th Anniversary!!』@品川ステラボール レポ(ライブ本編)

1.インパク音頭


スクリーンに現れたのは秋葉原の情景。シュタインズ・ゲート関連の曲でも始まるのか?それとも?と訝しんでいると、流れてきたのは耳に懐かしいこの曲。何でか分からんけど、この時に涙腺がちょっと緩んだ。10周年ライブなんだということを、ここで初めて認識できたのかも。

2.WONDER Momo-i -World Tour Version-


ライブの実質的な開幕曲はコレ。登場したモモーイの衣装はゴージャスで高貴な中にも可愛らしさのある白のドレス(モモブロ参照)。もう超絶似合ってて素晴らしかった。モモーイの例の所の言葉は「10歳でちゅ☆」

ようこそ!いろんな思い出のあるステラボールですが。こんなに沢山の人が私のために集まってくれるなんて感激です。ありがとう!そして私のデビュー10周年記念ライブでもあるんです。好きなことをやって10年やってこれたのは皆さんのおかげ。改めて皆さんにありがとうと言いたいです。でも・・・10周年って言うと振り返り過ぎちゃいませんか?私はライブが大好きで、それは「その瞬間は今のことしか考えない」から。だから今日は、10周年と言うことは忘れて、今の瞬間のために歌おうと思います!

3.Hide and Seek


「お待たせしちゃったんで、もう良いかい?」というフリでのHide and Seek。もういいかい!のコール&レスポンスをやっている人が少なくて、何というか世代交代的なものを感じました。

4.KISS!KISS!KISS!


5.勝利の女ネ申☆


この流れはツアーにも通じるものがあり。アルバム曲のなかでもコールのばっちり揃っている曲が早めに来たので、一体感という点ではすでに完熟状態に。

さて、今日の衣装のコンセプトはなんでしょう。…とりあえず回ってみるか。OPの曲はインパク音頭で、私が2000年に作った曲。当時ちょっとは話題になったんだよ(笑)あの頃はネットに音楽をUPしてる人なんて居なかった。回線が弱かったからね。でも今年は2010年。トランスフォーマーですよ(笑)そんな感じで衣装は「宇宙と未来」をテーマに作って貰いました。今や人工衛星を擬人化して感情移入する時代ですよ。はやぶさって聞くと私は「さんまの名探偵」を思い出すんですけどね(笑)
さて、10年前と何が違うかというと、私はアニメの曲を歌わせて貰えるようになりました。ということで、アニメの曲を聴いて貰いたいと思います。

6.Romantic summer


7.愛のメディスン 〜アニサマバージョン〜


ツアー同様ロング口上もバッチリ決まる。1000人規模でのロング口上はモモーイライブの目玉。新規のお客さんへのアピールとしても有効なので、今後も大規模ワンマンライブの時はぜひ歌って欲しい所。

8.Break down,Break dance!

(ここでショルキーを装着)みんながドラえもんの「温かい目のつもり」な感じの目になってて嬉しいです。高いツリーが立ったり、3Dテレビとか売ってたり、未来過ぎですよね。私は最初に買って貰ったゲーム機ってスーパーカセットビジョンだったんです。次に歌う「さいごのろっく」は、ジャケットで使ってるロゴをファミコンっぽくしたんですよ。「さいごのかぎ」的な意味で。あまり分かって貰えなかったけど(笑)この曲を初めて歌ったのもこの会場だったなあ。思い切りロックに、心をこめて歌います。

9.さいごのろっく


10.スペースラブ(2.0)


11.21世紀


12.music as muse


メッセージ曲と未来指向な曲を4曲一気に歌ったところで、いったんモモーイは退場。ピアノソロによる「ゆめのばとん」が会場にステキな旋律を奏でる。

13.Mail Me


14.2001年のゲーム・キッス


再び登場したモモーイは、妖精をイメージしたという衣装にチェンジ。最近のモモーイは衣装チェンジをほとんどしなかったのでかなり新鮮。デビュー曲とそのカップリングを歌ったこのパートは、「10周年にこだわらない」といった今日のセトリで唯一「原点回帰」したポイント。

あらためまして「妖精モモーイ」です。こういうファンタジックな衣装って恥ずかしいんですけど、着ちゃって大丈夫ですかねぇ。大丈夫だ問題ない?ありがとう。今歌った2曲は私のデビュー曲。今聴いても「私らしい」曲ですね。私は片想いキャラなんで、私のことを凄く好きだって、色々なメディアを使って伝えて貰えて嬉しいです。さて、こんな妖精の衣装を着てますけど、次に歌う曲はダークな「出かけるのを止めなさいモモーイ」(笑)的な曲です。意味分からなくてスミマセン。

15.へんじがない、ただのしつれんのようだ。


16.The Wall〜越えられない壁〜


17.永遠のオルスバン


18.Life is free 〜momo-i version〜


怒濤の鬱曲4連弾。ダークな感情を表現するのにも色々な方法があるものだ。ロックに歌謡曲にスローバラード。それにしてもこの日唯一のバラードが「Life is Free」とは、モモーイらしいというか何というか(;^ω^)まあ名曲ですけどね。

最後の曲は「Life is Free」って曲で、歌いたかったんですよ。歌う時期によって自分でも、色々な解釈が出来る曲です。ここでちょっと内緒の話をして良いですか?実は<censored>
…というように私には不器用な所があるんです。デビューしてから一番不器用な出来事って「アンセブ解散」だと思うんですけど(笑)自分しか出来ないことをやりたかったのに、どうしてもルーチンワーク的に仕事をするのが耐えられなかったのが一番の理由で、他にも色々あるんですけど。で、解散して「モモーイはもうダメかも」というような状況になっても見放さずに居てくれた人や、温かくしてくれたファンのみんなの思いが嬉しかった。そんな人たちのことを思って作ったのが次の曲です。

19.Friendship


まさにリアルタイムでアンセブ熱狂→解散→再興という流れを感じてきた身として、この曲への思い入れは半端じゃない。僕の好きな桃井曲の五指に入る僕的ネ申曲。

20.LOVE.EXE


いきなりキタ――(゚∀゚)――!!この位置でのEXEに、みんな動揺w しかしセトリ構成という意味では「Friendship」→「LOVE.EXE」の流れはある意味必然。不安でいっぱいだった解散後の状況を支えたのは、この2曲だった訳だし。 後に「本当はメビウスリングを歌いたかったけどカットした」と言う発言がありましたが、仮に歌ったとした場合は、この辺りの曲並びに入っていたのではないかと推測。
そしてここからは怒濤の盛り上がり曲ラッシュで、客席大爆発w

21.ナイト・で・ないと

やっぱこれだよ!凄く楽しいです。歌いながらいろんなことを考えてましたが、全部飛びました(歓声)今年は日本はもとより海外へも凄い距離を移動しましたけど、やっぱりこうやってライブで一カ所に集まって、みんなではぁはぁ出来るのが本当に嬉しいです(笑)みんなはぁはぁしてくれますか?

22.SWEET☆CANDY


23.始発にのって


久しぶりにktkr!最近歌われなくて寂しい思いをしていたこともあり、反動で超絶盛り上がる。

24.もっと、夢、見よう!!

泣きそうですが、泣いたら怒られるかな。涙は一人で流すもの。思い出は語るもの。そしてライブは今のことだけ考えて思い切り一緒に楽しむこと!今日は本当にどうもありがとう!言いたいことがいっぱいあるんですけど、言いたいことがあるってことはこれからも曲をつくったりできるってことですよね。今日は凄くパワーをもらいました。でもありがとうばっかり言ってちゃいけないんです。私は「歌をつくる」能力がある人にしか出来ない「表現」があると思うんです。そういう私にしか出来ないことを、これからもやっていきたい。あっという間でしたが次が最後の曲なんです…。歌い足りないけど、その気持ちは取っておいて、また会おうよ!

25.IVY 〜アイビー〜


始まると同時に会場が一斉に緑色のリュームで埋め尽くされる。圧倒的な光量。この曲もツアーでずっと歌い続けていることでここまで育った。掛け値なしの名曲。


◇アンコール◇


もちろん「も一度はるこが見たい!」の大合唱。
まずモモーイが登場し、続いてメンバー紹介。
アンコールどうもありがとう。本当に最後の曲と言うことで、純粋に私が今歌いたい曲をやりたいと思います。

26.天空のスプライト


モモーイが選んだ最後の曲は天空のスプライト。爽快感があって実にアンコールにふさわしい。飛んで跳ねて叫んで踊ってw 最後にスッキリした気持ちで締めくくる。素晴らしい。

安心したら涙が出てきちゃった。正直ぶっちゃけ、こんなにお客さんが来てくれるなんて思ってなかった…(涙)いっぱい海外とかも行ったけど、日本でライブをやりたかったので、今日はこんなに盛り上がってくれて嬉しいです。私はひねくれたところがあるので「頑張って下さい」って言われても「ホントかよ」って思ったりしちゃうこともあるし(笑)不器用で商売が下手だったりすることもあるんですけど(笑)今日のこの景色を絶対忘れないようにこれからも頑張ります。でも、これが一生の宝物なんてまだ言わないんだからねっ!まだまだこれからも、もっと良いことが待っていると思うので!これからもニコニコしながら頑張っていこうと思います。本当にステキな10周年になりました。ありがとう!これからもよろしくね!

◇ダブルアンコール◇


ダブアンはガチで想定外だったらしく、モモーイだけがステージに再登場。

超予想外なことですよ。ダブアンまでしてくれて本当にどうもありがとう。まだまだはるこが見たい〜 が超嬉しかったです。何も用意してなかったので、じゃあアカペラで何か歌おう。何が良いかな(客席から「ゆめのばとん」!の声)じゃあゆめのばとんを歌おう!


27.ゆめのばとん(アカペラ)


ということで伴奏なしのアカペラでゆめばと。サビからの独唱でしたがいつの間にか会場全体に合唱の輪が広がって、気づけば大合唱に。
最後はマイクを使わないで直接モモーイからのメッセージ

モモーイは やっと10歳になりました! みんなありがとう これからもみんな仲良くしてね!ばいばーい!


【20:00】終演。
帰り道、品川の駅まで歩いているときにモモイストと話した会話。


「いやあ、モモーイもモモイストも、メッセージソング大好きですよね」


今回のセットリストに含まれたいわゆる「メッセージソング」は実に11曲!10周年のライブの場は、まさにこの「メッセージソング」を通じて紡ぎ上げてきた、ファンとモモーイの強い「絆」を感じられる場でした。モモーイは自分の曲を通じて「私を好きになってね」ではなく「私の思いに共感して、一緒に歩んで欲しい」と願っていて、そこには他の声優アイドル達がファンと築いている「好き!」「俺も好き!」という単純明快な「疑似恋愛」関係は希薄。その分ファンになるための敷居は他と比べて若干高いのも事実で、それがモモイストが「濃くなっている」理由の一つなんじゃないかと。
でも僕は、そんなメッセージソングの数々はモモーイの絶大な武器だと思っているし、これからも是非この調子で突っ走って欲しいと願っています。そうやって培ってきた濃厚なファンとの「絆」は、モモーイが誇って良いものだと思うから。
この日のライブには、しばらくモモーイ現場から離れていた人たちも「10周年だから…」と多数集まっていた。そしてその人たちが口々に「楽しかったですよ。また戻ってきます」と語っていたのが凄く印象的。そうだよ、戻っておいでよ。今のモモーイも、これからのモモーイにも、楽しいことがいっぱい待ってるんだから。10周年は終わりじゃない。これからもまだまだ楽しいことが、僕らを待っている。


もっと、夢、見よう。