家元流『しょうわ』全曲レビュー

しょうわ

しょうわ

無事発売日を迎えた『しょうわ』ですが、皆さんはもうゲット出来ましたか?
個人的に今日は長距離移動だったので、移動中はひたすら「しょうわ」をヘビロテしておりました。
ということで、予告通り全曲レビューをお届けします。例によって、自分の感想を大事にしたい方は廻れ右。

M1.夜明けのサンバ

既発売のサンバがアルバムのトップナンバー。今回のアルバムはコンセプトこそ昭和的な感じで、詞曲/アレンジのベクトルは揃っているものの、曲間の連続性や物語性は無いと言ってよいでしょう。
なのでこの曲をアルバムの何処に置くか、は結構自由度があったと思うのですが、無難に開幕曲に収まりましたね。アルバム全体の期待感を高める役割をきっちり果たしてます。

M2.しょうわ

ゲーム音楽的チープサウンドから、壮大な開放感・疾走感のあるイントロへ一気に展開するこの感じ。ぞくぞくするねぇ!
サビの部分の「しょうわ」ネタは、共感できる世代なら「あったあった!」と膝を叩きまくる感じですが、ピンと来ない方も居るかもねw
今のところ、家元的にはこの曲が一押し。

M3.夏より熱い冬

これはヘビーな曲ですよ。ズバリ「俺たち」目線の曲。僕はモモーイを「アイドル」視はしていないつもりですが、それでもこの歌で歌われているシチュエーションや心理描写にはぐっと来るものがあります。
そうそう、ステージのあなたと、あの日きっと、目が合ったんだ。俺キモスw

M4.ですぱれーしょん☆です!

モモーイの歌い方こそ「電波系3頭身モモーイ」ですが、曲自体はかなりスタイリッシュ。これはこれで良いのですが、もっと艶っぽい感じの歌い方でも聴いてみたい。
でもそうすると1番Aメロが妙にエロくなりすぎちゃうか…。
この曲もお気に入り。

M5.NightPark☆

サビはまさにジェットコースターで高速疾走している感じの気持ちよさ。
ただ夜の遊園地ってリア充カップルしか居ないのでw ヲタ的に共感出来るかって言われると…どうなんだろうw
個人的には、たまたま先日遊園地に遊びに行ったので、そのときの情景を連想しました。

M6.ヒ☆ミ☆ツ

女性のガールズトークって基本は恋バナだと勝手に妄想してるんですけど、そういうときヲタな女性はどうしてるんだろう?
という長年の疑問が解決しました。自分のことは言わないに限るってことかw

M7.祭だ!BOY MEETS GIRL

「祭り」らしく華やかに、激しい曲調。A→Bメロは気持ちよくOAD→PPPHが入るので、打ち曲っぽく感じますけど、サビは微妙に変則的で、気持ちよく打てるという感じでは無かったりします。
これはライブで聴いてみないとノリ方が分からんな〜。とりあえずその辺はマカオ遠征組に丸投げw

M8.スカート丈の長いメイドさんには絶対にかなわない

ラノベのタイトルかよw
収録曲の中で一番昭和テイストの強い、いわゆる「歌謡曲」。そうは言っても鳴ってるサウンドはしっかり2011年的にアップデートされたもの。
先ほどのニコ生での、他の方の感想にもありましたが、サビへ駆け上がるところに「要するに」という詞を置けるセンスには驚かされます。少なくともこんなチョイスが出来るのはモモーイ以外には居ないと思われ。

M9.ライブのあとはさみしいな

この曲も「夏より熱い冬」と同様に「こっち側」の目線の曲なんですよね。これもモモーイにしか書けない系の曲の一つ。

M10.がんばれ…それは、I Love You

クロージングナンバーはこちら。最後に強烈なアッパー曲を置くのはモモーイ的には珍しい。確かにこの曲が最後に来ることで、リピートしてもう一度聴こう!という欲求は増す気がします。


今回のアルバムはメッセージソング少なめ、恋愛系多めですね。
んで、アルバム全体の感想ですが…。モモーイが凄くリラックスしてる感じが伝わってきて、こちらも楽しく聴ける感じですね。
バラードが1曲だけなのにもかかわらず、全体の緩急のバランスが取れていて、聴かせ方の構成がよく練られていると思いました。
つーか、僕もモモーイの曲を聴き続けて長いですけど、初めて「ライブも良いけど、CDでじっくり聴いていたい」曲が現れてしまいました。自分で自分がビックリだw

このアルバム、タイトルは「しょうわ」となってますけど、全体をパッケージとして見た場合、それほど露骨に昭和テイストを感じる内容ではありません。
つまり「古臭くは無い」と言うこと。
だから、平成生まれのあなたwも、全然問題なく聴けると思いますよ。狙って昭和テイストを出してる部分ももちろんありますが、そこはきっと平成世代には新鮮なサウンドとして聞こえると思うので。