ムック本『シュタインズ・ゲート 記憶補完のモノグラフ』

本書はアニメ版「シュタインズゲート」の公式ガイドブック。
フルカラー128Pのボリュームの中に、膨大な設定資料と用語解説、キャスト&スタッフインタビューがてんこ盛り。

原作シュタゲの魅力のひとつは
「序盤からしつこく張り巡らされる膨大な伏線が、物語の後半で怒濤の勢いで回収されていくカタルシス」
だと思ってるのですが、TVアニメ版はそうした伏線の展開→回収を雰囲気で強引に押し切ったような印象があって、
正直「もったいないな」と思ってました。

この「モノグラフ」はそうした、オンエアで詳しく語られなかったバックボーンや伏線についても、詳細に解説が掲載されていて、
アニメ本編の解説書としては文句なし。原作厨の家元も太鼓判を押す出来ですよヽ(´ー`)ノ

キャストインタビューは物語の舞台にもなっている東京電機大学のキャンパスに、メインキャスト全員を集めて(!)ロケ形式で行われた模様。
モモーイもキャラクターの演じ方や秋葉原への憧憬などについて、真摯に語っています。
でも、せっかくキャスト全員が揃って集合写真も掲載されているのに、座談会などのキャスト同士の絡みが無いのがちょっと残念。
あ、でももしかしたら、今後のBD特典として予定があるのかもしれませんね。

というわけで、ちょっとお高めの書籍ですが、原作厨もアニメからの人も、
シュタゲマニアなら絶対満足の一冊だと思いますよ?