【ライブレポ】『A応PなないろプロジェクトLIVE ~ここから始めて、地球あちこちワンダホー!~』

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2月21日に開催された『A応PなないろプロジェクトLIVE ~ここから始めて、地球あちこちワンダホー!~』に参戦してきました。

A応Pは『アニメを勝手に応援するプロジェクト』を掲げて活動しているアイドルユニット。正直これまでは、ぱっとしない活動歴でしたが、ご存知の通り覇権アニメ『おそ松さん』のOP曲を担当したことで一気に知名度がアップ。

セカンドシングルリリース直後のワンマンライブとあって注目度の高かったこのライブ。チケットは完売、当日券も出ないという中、友人から分けて貰ったチケット(おそ松さんバブルの前から既に手売りチケットをゲットしていた)で幸運にも参戦できた次第。

 

A応Pについては何となく知っている程度の僕。

・・・いや、昨年のアニサマで、けやき広場ステージに登場したA応Pのステージを拝見したことがありました。

そのステージで、「アニサマイントロクイズ」という、アニサマで歌われた曲を当てるコーナーがあったのですが、モモーイの「ワンダーモモーイ」が出題されたときに、回答者のA応Pのメンバーは誰も答えられず。

モモーイの名前が出たところで「ああ、桃井さんか〜」と残念がってみせたメンバーが誰なのかは記憶にありませんが、ともかくそのときの僕の気持ちは、

 

「あっ、アニメ好きって言ってもその程度ですよね。ええ分かってました。大丈夫です。お仕事お疲れ様ですヽ(´ー`)ノ」

 

といった感じ。

なのでその後「小麦ちゃんR」で、ガッツリお仕事としてモモーイとA応Pメンバーが絡むことになり、

「昔から小麦ちゃんが大好きで〜」

なんて発言してるのを聞くと、心に若干のササクレを抱いてしまう家元なのでした。

我ながらちっちゃいな〜俺。

 

 

ゴホン。

さて、チケット完売となった今回のライブ、新宿BLAZEのキャパは800人。初めて入りましたが、名古屋ダイヤモンドホールを一回り小さくしたような印象。

恥ずかしながら「おそ松さん」の曲しか知らない身なので、入場順に関わらず最後尾から地蔵よろしくガン見を決め込むことに決定。入場後はコインロッカーに荷物を詰め込んだ後、そそくさと最後尾の柵に陣地を確保。

前述したエピソードの件を根に持っている心の小さな家元さん、

「チケット完売って言っても、手売りの時点で相当苦労していたみたいだし、おそ松さんバブルの割にギリギリまでチケット残ってたし、本当に埋まるのかねぇ」

なんて意地悪なノリでお手並みを拝見しておりましたが、開演の17時にはフロアはほぼ満杯の状態に。

ステージ向かって左には女性専用ゾーンが設けられ、こちらも結構な数の女性客で埋まってました。当日限定で販売された、おそ松さんグッズが目当ての方もチラホラ居たみたいですが、ガチの女性ファンもそれなりの数は居た模様(おそ松さんコラボじゃないA応PのTシャツやグッズを身に着けて参戦している人も多かった)。

 

ただ、埋まったといってもギチギチではなく、動員目標(ノルマが掛かっていた。実動員で777人)に届いたかどうかは正直微妙な様子。そんなこんなでライブスタート。

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簡単に現場のノリを紹介。

 

【コール】ジャージャー、OPP、咲クラなど

ヲタ芸】ほぼ無し(無理矢理打ってる人を散見)

【沸き方】比較的おとなしめ(規制が厳しいらしい。最前付近に警備員常駐) 

 

 まあ典型的なドル現場なんですけど、ジャージャー一辺倒ではなく、曲ごとにコールがしっかり練られているものも数多く有って、一体感は順調に育ってるな、という印象。

  キラーチューンの「おそ松さん」楽曲2つについては、出し惜しみするでもなく、さりとて早出しもしないという絶妙なバランスで分散投入。アンコールでも披露することで松の方から来た皆さんも満足したのではないかと。

 

で、彼女たちのステージパフォーマンスについては、正直、凡百のアイドル達と比べて抜きん出るものは感じませんでした。頑張ってるのは間違いないし、全然下手じゃないんだけどね。

今は楽曲の人気が一人歩きしている状態。

でも彼女たちが、サクセスロードを歩むチャンスを獲得していることは間違いない。

アイドルユニットが大きくなっていくための必須条件は、「物語の共有」と「成功体験の連鎖」。

これが上手に回り始めているA応Pは今、アイドル側もファンもがっちり手応えを感じているハズ。

 

ステージの終盤、動員目標の結果発表が行われ、結果は「達成!」

この結果、ご褒美としてアルバムの制作が決定されました。また、4月からの春アニメの主題歌タイアップも併せて発表となり、会場のボルテージは最高潮に。

ダブルアンコールまで起こる盛り上がりで、大団円でステージは終了。

 

終演時にメンバーが「みんなをもっと高いところに連れて行きます!」と宣言していましたが、その言葉には自信が溢れていたように感じました。

その自信を過信にせず、掴んだチャンスの前髪を離さずに精進すれば、さらに大きなステージに立つことは夢物語ではないでしょう。

 

下世話な話をすれば、大ヒットアニメの主題歌を2曲持っていることや、関係者席にアニサマのプロデューサーの姿があったことを考えれば、彼女たちが夏のアニサマに出演することはほぼ当確と言って良いでしょう。

800人から2万4千人へ。

彼女たちが宣言した「もっと高いところ」は現実としてハッキリ手が届くところにあります。

 

終演後、僕は心のわだかまりも融けて、スッキリ爽快な気分で会場をあとにしました。

A応P、良いじゃん!ちょっと推していこうかな?という気になりましたよ。

なのでアニサマでのステージ、楽しみにさせてもらいます!

 

ちょっと気が早いかな?