『PENCIL LIVE 2010』レポ
5月3日に開催された『PENCIL LIVE 2010』に行ってきましたよ。KOTOKO、榊原ゆい、そしてモモーイという「美少女ゲーム界3大歌姫」が初共演するというプレミアムイベント。チケットの高額さ(7000円也)にはビビリましたが、結論から言うと、その価値は十分にあったイベントでありました。
レポの前に、まずは恒例のフォトギャラリーから。
今回のイベントでは、「痛Gグラフィックス」とのタイアップ企画で、歌姫プロデュースの痛車が製作されました。
KOTOKOプロデュースのポルシェ911カブリオレ。ぽ、ポルシェ(;・∀・) ちなみに中古車市場での平均価格は、年式によりますが大体600万円程度。
そして、ゆいにゃんプロデュースがこちら。たぶんフェラーリ360スパイダー。中古でも1300万前後する代物。これを痛車にするなんて、バッカじゃないの!?(褒め言葉
モモーイが手がけたのは痛単車。ベース車両はCBR900RRで、一説にはぺんしるの営業車両?という話も。市場価格は60〜70万円。と言う訳で「総額2000万」の発言は順当なところですね。
モモーイ痛単車の左側面には、スポンサーステッカー調に、モモーイのぺんしる楽曲がずらりと記されています。これ、モモーイのアイデアだとか。
こちらは会場ロビーに飾ってあった「のぼり」。ぺんしる10周年とモモーイデビュー10周年を記念したコラボ製作品とのことですが、残念ながら非売品。僕の周囲では欲しいという人が沢山。っつーか、物販でこれを売れYO!僕も欲しかった(´・ω・`)
さてさてライブのほうですが。チケット整理番号1200番まで出ただけに、一体どれだけの混雑になるかと戦々恐々としておりましたが。殺人的な詰め込みにはなりませんでしたね。もっともこれは2階開放の恩恵もあるでしょう。階段にも人が溜まっている、おなじみのO-Eastの光景ではありました。
で、僕は380番くらいのチケットで入場。一旦フロア中央に進んだのですが、なんとなく2階へ行きたくなったので移動。
去年のTOgetherで、
「2階から俯瞰で見るのも悪くないよな」
と思ったりしたことが、影響したのかも。
定時スタートのライブは、いきなりモモーイから。
贖罪のイントロが聞こえたときは焦りました(;^ω^)
【モモーイ】
- 贖罪のラプソディ
- 恐竜少女
- ちっちゃなぼうけん
- 魔女っ娘つるぺた☆ま〜じカル
- ナイト・で・ないと
- オペラファンタジア
- 悠遠のアミュレット
やはり何と言っても「恐竜少女」!
これはアンセブ世代としては「待ってました!」という感じ。 特に、この日のコスチューム(ライカのコスプレ)のシルエットが、アンセブ衣装に酷似している(様に見えた)のが、懐古心に拍車を掛けるw
ラストのナイト〜オペラ〜悠遠の流れも絶妙。いつものライブもこれで良いじゃん!EXE要らないね(ぉ
【榊原ゆい】
- especially!(×DJ SHIMAMURA)
- 呪文はプリ☆まじ
- 此ノ花咲ク頃
- そして僕は...
DJ氏については失礼ながらあまり存ぜず。ですが短い時間の間に、しっかりアピールを効かせてくる辺り、実力派なのだと認識。
そしてゆいにゃん。曲数こそ少なめでしたが、聴きたい曲が聴けて満足。やっぱり彼女のダンスは絶品すね〜♪
【KOTOKO】
- 幻想の宝石
- 原罪のレクイエム
- 決断のentrance
- Fusion star
- ユメミボシ★boom!boom!
曲的な高まりはそんなになかったんだけど、彼女の生声の凄さに驚嘆。SC2でも聴いた筈なんだけど、あのときは音響&僕の立ち位置が残念だったからなぁ(;^ω^)そして自身の宣伝をちゃっかりするKOTOKOさん。良いよ良いよ〜。『7月19日SHORT CIRCUIT Ⅲ』開催決定!の報に客席は大興奮。
ということでチケット代の高額さはアレでしたが、極めて満足度の高いイベントでした。
モモーイについて言うならば、
- ちゃんとしたリハ/練習
- 縛りのある構成
- いつも歌わない歌ばかり、という緊張感
- 憧れのKOTOKOさんの前で、恥ずかしいステージは出来ない
と言う要素が重なって、近年のモモーイステージのなかでも異様にクオリティの高い内容になったと予想。端的に言って「すげー良かった」。
モモーイはやれば出来る子。 練習すれば歌詞も間違えない!(ぇ
「サイリューム投げ込み」について
と、楽しい楽しいイベントだったのですが、画竜点睛を欠く出来事だったのが「サイリューム投げ込み」ね。野次や何やは今時ドコの現場にもあるので、少々のことでは驚きませんが、これはさすがに無い。自分は2階に居たこともあって、直接投擲の瞬間を見た訳ではありませんが、あり得ない弾道(低くて速い)でウルトラオレンジがすっ飛んで行くのを見て、背筋が凍りつきました。その後も折々に宙を飛ぶサイリューム。僕が目撃しただけで3件。さすがにこの量ですっぽ抜けはあり得ない。何らかの意図を持っての投擲は確実。
そもそも以前ゆいにゃんがヲタ芸禁止をぶち上げたことは、ドリパで客席からサイリュームが投げ込まれた事件がトリガーになったと、僕は思ってるのね。多分この認識は外れていないと思う。んで、そのゆいにゃんの目の前でリュームが飛び交ってる訳ですよ。そりゃゆいにゃんキレるの当たり前だわ。外野の僕ですらこういう認識なのだから、経緯をよく知ってる彼女のファンはどう思ったことやら。
と言う訳で、それ以降はそっち方面がかなり気になってしまったのも事実。歌姫二人のブログコメントが出る前から、憤ってる人はかなり居た(特にステージと客席が俯瞰で目に入る2階席で)し、1Fに居た人でも弾道が視界に入る後方の人は気になっていたとのこと。自分に着弾する訳じゃないから被害は無いにしても、目に入ったら気分害するよねぇ。テレサの人は「現場に行ってない人が騒いでいる」印象があるとの論調ですが、僕は現場で感じたムードとネット界隈の温度差はほとんど感じてません。「歌姫たちの競演は素晴らしかったから、もう一度PENCIL LIVEをやってほしい」とは勿論思ってますが、「みんな騒ぎすぎだよ、良いライブだったじゃん」と纏めてしまうことは、僕には出来ません。少なくとも、現場で不快に感じた人が大勢存在したという事実だけは、ここに記しておこうと思います。もちろん、自分が「不快だった」という事実も。