実に5月のぺんしるライブ以来のモモーイ現場参戦。プライベートで色々あった関係で、ちょっとライブやイベントからは遠ざかっていたため、この「SFライブ」が自分の中では復帰戦という位置づけでした。
このSFライブ、「SF大会にモモーイを呼びたい」有志の方々の働きかけと、「いつかはSF大会に出演したい」というモモーイの意向がタイミング良く合致して実現したもの。実は企画の段階から、家元もちょっとだけお手伝いで参加していたり。…ほとんど何もしておりませんが(;^ω^)
13:10頃会場着。現地運営スタッフとしては参加していなかったので、あくまでもお客さんとしてライブに臨みます。SF大会に足を運ぶのは僕も初めての体験。事前申し込み必要、有料かつ参加者限定のプレミアイベントということで、どうしても敷居の高さを感じてしまったり。しかしいざ現地に赴けば、会場の『タワーホール船堀』の開放的な雰囲気(素晴らしい吹き抜けを見よ)も手伝ってか、何の抵抗もなくすんなり入場。すでにモモーイライブの開場定刻を過ぎていたので、急いでエスカレーターで5Fへ向かうと…。
3Fロビーで、小惑星探査機『はやぶさ』のコスプレイヤー、秋の『』さんに遭遇。この秋の『』さん、はやぶさクラスタでは超・有名人。はやぶさを追いかけていると、至る所でお目にかかります(帰還時のニコニコ生放送にも出演されていましたね)。しかし目線を頂いて写真を撮れたのはこれが初。すでにこの時点で「来て良かった感」満載w
モモーイのライブ会場前にて、ドワンゴからフラワースタンドが贈られていました。ちょっと意外と言ってはアレか?
会場となる5F大ホールは席数750。ぶっちゃけ動員には苦労していたので、入場後関係者の方から整理券の配布状況を伺う。どうやら6〜7割くらいは埋まりそうという話で個人的にはほっと一息。ホール内の参加者の状況はと言うと、前方1/3くらいが、TOKON10参加者で優先入場券をお持ちの方々。つまりほぼ桃井初体験の皆さんですね。で、その後ろに一般公開枠で応募したモモイスト集団が勢揃い。つまり、会場の様子は見事にくっきり二極化w 今にして思えば、海外ライブの時のように、前方の皆さんにサイリュームを配るという手もありましたね。その点はちょっと心残り。
入場は押したとのことですが、開演はほぼ定刻通り。まずは前説に声優の萱沼千穂さんが登場し、軽く諸注意のアナウンス。この会場、消防法の絡みでトンドル、ダッシュケチャ不可w トンドルはともかく指定席のライブでダッシュケチャは、普通は有り得ない。それなのにこのようなアナウンスを入れなければならない所が、今のモモーイ現場の特異性を端的に物語っていると言えるかも。まあリュームと適度なヲタ芸はOKということで、それほど盛り上がりに影響はない筈。
そして始まるモモーイライブ。いきなり飛び込んできた曲のイントロ…。こ、これは!以下セットリストやMCなど。
1. LOVE.EXE
開幕エグゼ!最初のイントロで「マジカルて」が来たと勘違いw いきなりのサプライズで今日のライブが俄然楽しみに。こんにちは、桃井はるこです。初めてSF大会にやってきました。実は私にとってSF大会はヲタ的に「踏んでない場所」だったんですね(笑)ヲタには踏んでおくべきものがある訳ですよ。コミックマーケットとか色々。その憧れの場所にこういう形で出演できるとは思っていませんでした。今日は私の歌のSFマインドの部分を感じて下さい。
2. GURAGURA
3. スペースラブ
4. 夢冒険
『GURAGURA』『スペースラブ』はデビュー前に制作した曲。『GURA〜』はゲームのタイトルを列挙する自動車唱歌的なものが作りたくて。『スペラブ』は「コインランドリーって宇宙っぽくね?」という発想。当時デモテープをレーベルに送りましたが、誰も理解してくれませんでした(笑)そんな私も今年デビュー10周年。ありがたいことです。『夢冒険』はロボットの三銃士が戦っているアニメの主題歌という妄想でカバーしました(笑)
5. 恋の冥王星
この日2回目の高まり。ホント、ライブで聴きたかった曲なんですよ。モモーイも自分で言ってますが、こういう曲が作れるのはモモーイしか居ない。そういう曲が寝かされちゃうのは、やっぱり勿体ないよね。この日の客層なら、冥王星の小惑星番号などの小ネタも理解してくれたに違いない。
6. しゅーてぃんすたー☆
そして小麦からはこっちがキタ――(゚∀゚)――!! ムギMIXなんだこの曲w これも学園祭などでは歌ってますが、ライブでの披露はかなりのレア曲。
7. ナイト・で・ないと
最近は海外のアニメコンベンションに呼んで貰えることが多い。アメリカ、メキシコ、ドイツ…。そういうところで良く言われるのは「本場の日本のコンベンションは、ものすごいんでしょうね?」ということ。きっと海外のヲタは「SF大会」のことをもの凄いコンベンションだと思ってるに違いない(笑)私はこのライブの後にも、パネル企画(勝手にネトスタ同窓会)にも出演しますので、良かったらおいでください
8. romantic summer
オリジナルアレンジって意外と聴ける機会が少ない印象ですが、そんなこと無いのかな?
9. reimei ni raimei
10. 21世紀
SF大会でこの曲を聴くのも色々と感慨深い。それはモモーイも同様らしく、この後のMCが冴えまくり。私は「つくば万博」世代なんですよ。実際に万博にも行ったり、アニメとかで見る未来にもずっと憧れを持ってました…。メガゾーン23とか(笑)初音ミクはメガゾーン23だと思うんですよね(拍手)で、21世紀になったらきっと争いもない楽しく平和な世界になると思ってた。でも現実は、書類のやりとりがメールで済むようになったのに、浮いた時間も働かなくちゃいけなくなってる(笑)その時間は遊んで良い筈じゃないですか(笑)そんな忙殺される未来に生きてる私たちですけど、21世紀に憧れた気持ちを忘れないでいたいな、という気持ちを込めて作ったのが「21世紀」。でも今の世界も十分キラキラしてますよね。渋谷の交差点のビジョンとか、ブレードランナーを越えたと思いますよ(拍手)。で、同じようなテーマを持って次のアルバムを作ってます。9月15日発売予定で、ツアーも予定されているので、もし興味があれば是非チェックしてみてください。ぶっちゃけ制作が難航してて、今ツイッター断ちをしてるんですけど…。今ツイッターってスゴイですよね。Botとか(笑)仲良くなって話をしてたと思ったのにBotかよ!みたいな。出会い系もBotが返信してるとかいう話もあるし。そこへ行くと、こういうSF大会って「アイボールミーティング」じゃないですけど、人間同士がリアルに顔を合わせるオフ会は、良いですよね。…でもネットが嫌いな訳じゃ無いんです(笑)
11. RADIO DAYS RADIO NIGHTS
ラジオ関係の曲は『Enter!』が来ると思ってたので意外でしたが、こちらも十分レア曲ですよね。
12. SWEET☆CANDY
13. 勝利の女ネ申☆
終盤は新曲2曲。何と家元が生で聴くのはこれが初!どんだけ現場から離れてたんだ俺。『勝利の〜』は青リューム指定、サッカー風コール、サビのタオル回しなど、コールのギミックが多い曲ですが、そつなくきちんと揃っていた印象。青リュームはアニサマで決まれば綺麗だろうけど、時間が…(;^ω^)実はもう、ラスト2曲なんです…。私ワンダーモモーイ歌いたくなっちゃった。変更出来ますか?…今日は私の書いた歌詞の「SF的な部分」を理解してくれそうな方々の前で歌うことが出来て嬉しかったです(笑)このワンダーモモーイも、ワンダーモモ原理主義者の方には認められ辛い曲ですがw 海外の方との交流で感じた気持ちを込めた「ワールドツアーバージョン」で聴いて頂きたいと思います。
14. WONDER MOMO-i World Tour Version
時間がもう無いみたいですが…。あと一曲、大丈夫ですか?最後に「天空のスプライト」をお願いしたいんですけど…。番号分かります?すいません何かカラオケみたいになっちゃって(笑)この曲のタイトルの「スプライト」は気象用語のレッドスプライトですね。つらいことがあっても一瞬の閃光のように、「くよくよしてちゃいけない」とハッとするときがあるんです。そういうことを歌った曲です。今日は来て下さって本当にありがとうございました。そしてモモイストの皆さん、応援してくれて本当にありがとう!この後も最後までSF大会を楽しみましょう。
15. 天空のスプライト
後から関係者の方に伺ったのですが、この「天空のスプライト」、実はアンコール曲の予定だったそう。時間が押してアンコールが無くなってしまったため、どうしても歌いたかったこの曲をセトリ変更で持ってきた訳ですね。
終演時刻は15時を5分ほどオーバー。モモーイはこの後トーク企画への参加が予定されている為、残念ながらアンコールは成らず。
ということで、久々にモモーイのワンマンライブをじっくりと堪能させていただきました。今回のライブは「SF大会」に合わせて空気を読んだ(笑)セットリストが周囲でも好評でしたが、その「SF」テイスト溢れる曲として今回選ばれた「レア曲」達は、家元が日頃「聴きたい」と願ってたものとも、ほぼ合致していました。でもそれは当たり前の話。だって僕(ら)もヲタなんだもの。「SF大会参加者に向けたセトリ」は、「ヲタに向けたセトリ」と同義。
僕は久々に、モモーイのエイベックス時代を思い出しました。あの頃のモモーイは、自身がヲタであることを積極的に明示し、それを肯定して一緒に歩んでいこう、という強いメッセージが、活動の前面に出ていました。はるこ☆UPDATE、著書「アキハバLOVE」、「さいごのろっく」「ゆめのばとん」…。曲を売り出す前に、桃井はるこの「人となり」を説明しておくのは、プロモーションとしては回りくどい手法。ただ、あの頃そういう手間を掛けて獲得したファンたちは、今でもモモーイに強固なシンパシーを抱いている筈。そう、それは同じヲタとしての、ヲタならではのシンパシー。
今の現場は世代交代が進んでいるので、新しいファンの方には今回のセトリは「聴いたことのない曲」という意味での新鮮さを以て受け取られたかも知れません。一方、古参という立場の僕は、久しぶりに彼女のヲタ全開なMCと、強烈なメッセージ性を持った曲の数々を聴くことが出来て非常に良かった。そして…。きっとエイベ時代からのモモイストには、同じような気持ちになった方も多いんじゃないかな?
だってステージには、あの頃の、好きになった頃のモモーイが居たのだから。
末筆ですが、モモーイ招聘に尽力され、ライブを成功に導いたSF大会スタッフの皆さまに、感謝の気持ちを記しておきたいと思います。素晴らしいライブをありがとうございました。