『LOVE.EXE KARTE.そのはち!』レポ

時系列を無視して、取り急ぎこちらの方からレポをUP。


田町のSTUDIO CUBE 326といえば、極個人的には地下系総本山という認識。それは例えばFICE主宰の『Akiba net Bank』などのインディーズイベントが、定期的に繰り広げられている場である、ということから来ている訳ですが。今回はそんな『ザ・地下』なスペースにモモーイが降臨するわけです。
さらに今回モモーイがお呼ばれした『LOVE.EXE』というイベントは『声優曲でガチ打ちしよう!』がモットーの、ある意味異端wなDJイベント。地下のメッカとまで呼ばれる場所かつ、ヲタ芸純度が限りなく100%に近い場所。端的に言うと「打たないと危険」。そこにモモーイが登場して歌ったら、果たしてどうなってしまうのか(;・∀・) 興味津々な反面、僅かばかりの不安を胸に抱きながら、つくばエクスプレスで都内へ向かう家元なのでした。


18:15 現地到着。すでにイベント自体は昼過ぎから始まっているため、つくばからの梯子組は遅れて入場することになります。

入口ロビーにはドワンゴからのフラワースタンドが。最近よく見かけますよね。レーベル側の積極性を感じられて好印象。ちなみにこの写真、iPhone4のHDR機能を利用して撮影してみました。結構な暗所でしたがフラッシュなしでこのクオリティ。使い方によってはかなり面白そうな予感。


18:20 会場内へ。すでにかなりの盛り上がり状態。フロアはかなりの混雑に感じられ「こりゃ泳ぐの大変かな?」と思いましたが、意外にするするっと会場内を移動できて安心。会場では丁度堀江由衣の曲がかかっていて、ステージ上でほっちゃんファンが等身大ポスターを広げ猛アピール。すっかりいつものEXEのノリですねw


んで、『Prism Knight〜虹色の記憶〜』とか、オペラファンタジアなど家元の琴線をくすぐる曲が掛かって高まりかけるも、「ん?この時間にこの曲を掛けるってことは、桃井さん自身はこの曲達は歌わない訳ですね分かります」と、結果的逆ネタバレ状態にちょっと(´・ω・`)気味。他には新谷良子の曲とかみつどもえOPとか流れたっけ。中途半端にセトリに配慮するなら、出演1時間前から桃井曲は一切流さない、でも良かったかも。


19:05 んで、いよいよモモーイのターン、な訳ですがちょっとしたトラブルが。まずステージマイクの調子が悪いらしく、音が出ない。これは代替マイクで何とかなりますが、ステージ上のスクリーン映像が、なかなか消えてくれません(;^ω^)結局スタッフが映像スクリーンを手動で収納して障害排除。さあ、いよいよモモーイの登場!


1.愛のメディスン


イントロに乗って登場したモモーイですが、手にした無線マイクの音が入らず、有線マイクを使用することに。さらにどうもステージスピーカーからの「返り」が小さくて歌い辛いらしく、序盤数曲は、この「音響不備」とたたかうモモーイでありました。それにしてもこの曲のロング口上、純度100%のモモイスト集団というわけではないのに、どうしてこんなにびったりそろう上に大音量なのか。現場系の面々の適応力の高さには、毎度舌を巻きます。

2.あなたがだいきらい

「すっごく久しぶりな曲」というから何かと思えば、久しぶりどころか大半のモモイストが、ライブで聴いたことのない超レア曲が飛び出してきました。もう口ポカーンどころじゃないwww

3.くじびきアンバランス


ここで客席にいた、アンセブ兄貴コスをしたモモイストを壇上に上げるモモーイ。つま恋FCイベントライブの再現ですねw また兄貴が控えめかつ、それっぽい動きで上手いんだわw モモーイ曰く、「この曲をセトリに入れておいて良かったw」

4.ナイト・で・ないと


フロアのあちこちから「裏口上」の方が聞こえてくるのに、何とも言えない気持ちになりました(;^ω^)


5.うしろゆびさされ組


これまた久しぶり曲キタ――(゚∀゚)――!! 何という古参歓喜セトリw しかも単純な定番打ち曲からは微妙に外してくる辺り、今日の構成にはちょっと唸らされます。

6.さいごのろっく


またまたステージに兄貴がw 『ナイト』はともかく、この時点でモモーイの歴史を過去から現在へ遡るセトリになっていることを確信。「さいごのろっく」は家元の好きな桃井曲ベスト3に入る曲なので、当然大盛り上がり大会。

7.勝利の女ネ申☆


開幕からの青リュームに感動。そしてものすごいコールの揃い方(;・∀・) みなさん飲み込み早いですね! アニサマではアウェイ感を感じたこの曲でしたが、その後桃井現場での練度は急上昇、早くも熟成の域とまで言えるかも?コール制作に参加した側としては冥利に尽きます。コールペーパーをお手にとって下さった皆さん、ありがとうございます。制作側の一員として、この場で御礼申し上げます。

8.ワンダーモモーイ


この日はモモイストで無いお客さんも結構居た模様ですが、会場のあちこちから「これワンダーモモーイだよ」「あ、ワンモモだ」との声が漏れ聞こえ、声優イベンター界隈での曲の知名度が、かなりのものであることを確認。

9.アキハバラ


残り三曲!ということで先ずは定番ガチ打ち曲のこちら。前奏・間奏が長いことを知らない他声優ファン達がMIXを誤爆するのを、ニヤニヤしながら見てました。まあ、誤爆を恐れてたらMIXは入れられませんけどね(;^ω^)。

10.IVY〜アイビー〜


表題曲アイビーはラス前。繰り返し聴くたびに体に染みこむというか、馴染んでくるメロディが堪らない。打ち師的にもSS→ロマンスが入れ易いテンポな為好評だった模様。

11.LOVE.EXE


そして最後はもちろん、イベント名にもなっているこの曲。まあこれを持ってこなかったら嘘ですよねw 当然フロアの99%がガチ打ち状態。カオス度は鶯谷の方が高かったものの、こちらの現場は不思議な協調性があって、前方圧縮やメリーゴーランドなどでも行きすぎた行為はナシ&ぶつかったり転ばせてしまったら即、謝るなど、はっちゃけながらも紳士な空間が維持されていました。ちょっと意外というか、プチ感動。

1時間15分に及ぶ濃厚なセットでした。途中のMCについてはオフレコ指令があったり、文字にして残すと色々とアレな?内容もあったのでとりあえず割愛。


最近は「打つ」という行為自体からちょっと離れて、聴きモードだった家元だけに、「ガチ打つ」観点からモモーイを体感したのは久しぶり。んでどうだったかと言えば、純粋に楽しかった(笑)。開放的にはっちゃけられて気持ちよく打てたし、モモーイもフロアの様子をステージから見て楽しそうだったので、幸せな空間だったと言えるでしょう。

ちょっと残念だったのが機材トラブル。歌い手にとって一番肝となるマイクの音が出ない。それも開幕から。これは正直あり得ないでしょう。マイクやスピーカーのトラブルはこうしたイベントには付きものとはいえ、このイベントの象徴であるゲストを招いておいてこの状況、正直準備不足を指摘されても仕方ないかと。その後も何度かマイクが入らなくなって、ついにモモーイが半ギレ。その瞬間のモモーイの表情はまさに鬼の形相でした。あんな冷たい顔を見たの初めてだわ。マジで背筋が凍った(苦笑)
何が言いたいかというと、プロの歌手が本気で歌いに来ているのだから、それを迎える側も本気で応えなきゃダメですよ、ということ。まあEXEというイベント自体まだ1年、ゲストを呼ぶのもこれが初ということで、経験不足がモロに出たってことでしょうね。これをちゃんとミスとして認識し、悔しいと思って糧にする意気を、運営サイドに期待します。

「ガチ打ちで楽しかったしモモーイは盛り上がったし最後の主宰の締めも感動的でした」と情緒的に纏めるのは僕のスタンスでは無理なのでw 敢えて苦言を置かせてもらいました。短時間の印象ですがゲスト以外のパートの運営については、特に問題もなく、よくやっていたと思いますよ。