家元です。
いよいよ萌でんぱが間近になってきました。
僕のフォロワーさんも往年のライブ装備を蔵出ししたり、ライブ準備に忙しくしていますね。このソワソワした感じ、久しぶりです。
ラストに掲載するライブのレポは、ついにアンセブファイナル。
たぶん当時の、僕の十数人のマイミクさんしか読んだことのない?ライブレポをお読みください。今回は途中でツッコミ入れませんので一気にどうぞ。
お時間のある方はファイナルのライブDVDも合わせてご覧になるのも一興かと。
さて、終わってしまいました。
UNDER17はこれでライブ活動を終了。
楽曲の製作も12月末のベストアルバムで終了となります。
横浜BLITZは、こけら落とし間もない新築のライブハウス。
最新の音響設備に、収容キャパシティも申し分ありません。
まさに解散ライブにふさわしい会場。
13時過ぎに横浜に到着。直ぐ側のショッピングモール(ジャックモール)の駐車場に車を停めて、いざ会場へ。
14時には物販開始ということで、既に会場周辺は黒山の人だかり。僕もそれに混じって販売開始を待つ。
14時。開始のアナウンスとともになだれ込むように販売場所へ殺到する群衆。運良く先頭から10番目くらいの位置をゲット。
ところが今回、レジの対応が悪くて客捌きが遅い…。
僕は先頭近くだったので待たずに購入できたのだが、後ろに並んだ人たちは販売終了時間までに買えなかった人も居たらしい。
買ったのは、横浜限定Tシャツ、タオル、パンフレット。
入場までは時間が有るので、駐車場の車の中で待機。
16:30ごろ。列の誘導が始まる。
出来て間もない会場にしては、入場列の誘導がかなりスムーズだった。これは素直に賞賛。
有志の方々がコール本を配って回っていたので、ありがたく頂戴する。
このコール本が、ありえない位スゴイ出来。オフセット印刷で60ページ近く。これを2000冊無料配布するって…凄すぎる。
さらに「超発光・ウルトラオレンジ」というサイリュームも無償配布してる。これは発光時間が5分以下と短いが、極めて強烈な光を放つサイリュームで、ある曲の指定の場所で使って欲しいとの注意書きが添えられていた。これも1本400円くらいする筈で、600本近く配ると聞いたから大変な金額だ。
解散ライブとはいえ、ここまでする方々が居るなんて。彼らの「なんとしてもライブを成功させるんだ」という意気込みには素直に脱帽する。
開場時間が押した関係で、ライブは15分ほど遅れてスタート。
「ここ、私立アンセブ学園には、生徒達に伝わるある伝説がありました。
UNDER17の解散ライブの日、横浜BLITZで告白したヲタップルは永遠に幸せになれる、と。そう、あなたもきっと…」という、解散ツアー恒例のナレーションの後、いよいよ開幕!
セットリスト
ラブスレイブ
She Know Be! ~恋の秘密~
ぽぽたん畑でつかまえて
ここだよ
POPOTAN KISS
はじめての夏
マウスChuマウス
美少女ソングメドレー
かがやきサイリューム
フィギュアになりたい
1+1
OS No Yes
Angelic Magic
恋のミルキーウェイ
ぽぽたん
Nostalgia
くじびきアンバランス
最後のMCの後。
桃井から僕達へのメッセージソング。
「もっと、夢、見よう!」が始まった。そして…
「ずっといつまでもこうしていたいけど。
限りあるからこそ、こんなに輝くのかもしれないね。
君と同じ時代に生きられて、私、本当に良かった。
一緒に今を、思い切り感じよう!!!」
間奏で桃井がこう語りかけた後。
会場が一斉に、オレンジの輝きで埋め尽くされた。
桃井のメッセージに対する僕らのこたえ。それがこの、超発光ウルトラオレンジの輝き。
それはまるでナウシカの「金色の野」の様だ。
自分がその一員でありながら、まるで夢を見ているかのような光景。
ああ、この光のように、強く輝きながら。
このライブも伝説になっていくのだろう。
そう思ったら、涙が止まらなかった。サイリュームを振りながら、跳びながら。涙声で一緒に歌を歌った。
そしてアンコール。
原点を振り返るということで、桃井が選んだ曲は…2001年のゲーム・キッス
だった。
アンセブの曲では無いが、桃井はるこの原点とも言える曲。
正直ライブでこの曲が聴けるなんて思ってなかった。同時に、このライブが今までの桃井の音楽活動の総決算になっていることを再認識した。
そしてアンセブに欠かせないこの2曲。
いちごGO!GO!
天罰!エンジェルラヴィ跳んで跳んで、嗄れるまで叫んで。名古屋までは、ここで終わりだった。
でも今日は最後のライブ。最後の最後にとっておきが待っていた。
ダブルアンコール。アンセブの原点。桃井の原点として最後に歌う曲。それは・・・
Mail me
桃井はるこのデビュー曲だ。
この曲を歌い終えたら、本当にライブが終わってしまう。
いつまでも、いつまでも聞いていたかった。
「こたえ」のインストが流れる中、
先ず小池雅也が、アンセブのコートとギターストラップを外して退場。
サングラスの下、アニキは男泣きに泣いていた。ありがとうアニキ。あなたのギターテクニック。アレンジの絶妙さに何度唸らされた事か。本当にお疲れ様でした。
そして桃井が。
アンセブの象徴であったメガネをそっと外して卓上に…。
自然と客席から、「こたえ」を歌う声が溢れた。
桃井も泣きじゃくりながら、それに合わせて「こたえ」を歌ってくれる。
そして…。
ふたりが退場した後には、主を失ったアンセブの装飾具だけが
壇上に残ったのだった。
ライブ後の空は雨模様だった。
けれど雲の隙間から時折見える月は、くっきりと輝いていた。
帰り道。車のなかでアンセブの曲を繰り返し聴きながら感じた、不思議な気分。
高揚感と虚しさに苛まれ、訳も無くいきなり流れる涙。
アンセブは終わってしまいましたが、二人が活動をやめてしまうわけではありません。
彼らが音楽を愛するように、僕も彼らの今後の活躍を期待し、見続けて行きたいと思っています。
あらためて、
桃井はるこさん、小池雅也さん。
おつかれさまでした。
以上です。
・・・
自分で振り返って恥ずかしくなるかと思ったのですが、意外と大丈夫でしたね。むしろ当時を思い出して胸の奥が熱くなっています。
ウルトラオレンジのくだりとか、今とは隔世の感がありますね。当時は海外製造品の輸入しか入手手段がなかったので、1本辺りの単価は400円オーバー。とっておきの一瞬に間違いなく発光させるために、決して誤爆させないように、緊張で持つ手も震え手汗もかいたのを覚えています。
そしてライブ自体の感想。
終わって欲しくないと願っていたものが、終わってしまった虚脱感を感じながらも、新たな道へ進む二人にエールを送る自分。
モモーイはこのライブのMCでこのようなことを語っていました。
そんな気持ちに応えようと、僕が「モモーイ萌え萌え日記」を始めたのが翌年、2005年の春。初レポはドリームパーティのワンマンライブでした。
まさかこんなに長く続けることになるとはね(笑)
というわけで、振り返り企画は今回で終わりです。古参の昔語りにお付き合いくださって、ありがとうございました。解散当時の雰囲気や盛り上がりが、少しでもお伝えできていたら幸いです。
さあ、復活ライブは今週ですよ!奇しくも萌でんぱの会場はBLITZ跡のすぐ近く。
家元は現地で参戦。思い出を上書きしに行きます。
現場でお会いする方、声出しや㌧㌦は出来ないけど、出来ないなら出来ないなりに、
全力で行こうじゃありませんか。